人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

質問箱アーカイブ #24 他門下の発表会の聴講

 

質問箱という匿名質問サイトが2022/5/31をもってサービスが終了しました。それまでにいただいた50件近いご質問は楽器子育ての親にとって大変貴重な資料になりますので、アーカイブして残すことにいたしました。毎週月曜日、順々に公開していきます。

 

2019/7/10にいただいたご質問

 

こんにちは、ご質問をありがとうございます!

確かにコンサート会場は未就学児の入場に厳しいですからなかなか生演奏を聴く機会はありませんよね。子に場馴れしてもらうなんて、ご熱心なお心がけで素晴らしいと思います。

ただ、我が家はまったく縁のない他門下の発表会を聴かせていただいた経験はありません。友達が出ているなど縁のある会には何度かあります。

門下の発表会をもっとも楽しみになさっているのは出演者のご家族です。その子の晴れ舞台で何か粗相をしたら(特にビデオ撮影などされていたら)申し訳なくて……。

ほかにもドロドロとした理由はいくつか思い付きますが、そこはあえて割愛させていただきます。指導者にも監督責任がありますし、第三者のわがままを受け入れられない理由があることも事実です。

と世間体を気にする一方で。音楽はみんなのものなのだから、聴いてもらってなんぼ、気軽に聴きに行けて気軽に聴いてもらう環境だといいなあ、と楽観的な夢想もしています。

オープンな場であるとうたっている会か、主催の先生に一言お断りさえしていれば、お邪魔させていただくのはよいことなんじゃないかとも思います。

もし伺うなら、いつ子どもが落ち着きをなくしてもすぐに出られるよう、扉の近くに席をとるといいかもしれませんね。ご理解のある先生はどこにでもいらっしゃるものですし、クラシック界の裾野の狭さを嘆く広い視野をもった指導者であれば両手を広げて歓迎くださるのではないでしょうか。

もちろん込み入ったご事情はどこにでもありますから、許可をとることは絶対だとは思いますが。