人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

質問箱アーカイブ #25 自立した練習に向けて

 

質問箱という匿名質問サイトが2022/5/31をもってサービスが終了しました。それまでにいただいた50件近いご質問は楽器子育ての親にとって大変貴重な資料になりますので、アーカイブして残すことにいたしました。毎週月曜日、順々に公開していきます。

 

2019/8/14にいただいたご質問

 

こんにちは、ご質問をありがとうございます!

長女の演奏を聞いてくださったとのこと、ありがとうございます。昨夜、過去の演奏をひっくり返して聴いていたのですが、心臓に悪いですね。最近の演奏ですら音程が危うい。なにを勉強してきたのかと首根っこひっつかまえて小一時間ほど問いただしたいくらいです。

※(セーニョ)

それでも最近はひとりで練習したがります。なので「聴いて」といってこない限りは放置しています。結果、レッスンの進みはとても悪くなりました。毎回言われることが一緒。「前も言ったよ?」と言われること多数。それでも親は介入を我慢しています。とてもフラストレーションがたまります。

忍耐する理由は、私たち親が音楽家ではないからです。自分のちからで世を渡る術を編み出せないなら、助けようがない。今はテクニックの伸びが滞ろうとも、自立心を鍛えるべきだと、か・な・り我慢しています。なのでレッスンで教わったことをまだ自分で昇華できず毎回言われることが同じことを(エンドレス愚痴)

d.s.(ダルセーニョ)

こんな日々を過ごしておりますが、ご質問くださった方と気持ちをひとつにできたでしょうか。国際コンクールの経験豊かで結果を出しまくっている若手のホープヴァイオリニストのお母様とお話ししたとき、「うまい人なんて掃いて捨てるほどいるから」と言われました。自立とは演奏の良し悪しはまったく関係ない、子育ての土俵なのではないかな、なんて思ったのですがいかがでしょう。

ちなみに長女さん、しっかり者に擬態するのが得意なオチャメなカメレオンです。