緊急事態対策本部、設置
先日のレッスンで緊急事態宣言が発令されました。結果、余計なことをしている時間がまったくなくなりました。
日曜日を1日使って、とにかく今までの内容のどこがわるかったのかを総ざらいしようという話に。物語を作ったはずだけどそれは定着しておらず、中途半端にしか効力を発揮していなかったので、そこも見直します。
続きを読む二女のバレエの見学日
モントリオール国際音楽コンクール、辻彩奈さん1位、吉田南さん3位。とんでもないことですね。おめでとうございます! と結果を知ってから遅ればせながらYoutubeでチェックしたのですが、辻さんの集中力は圧巻でしたね。クォーターファイナル、セミファイナル、ファイナルと、すべてで審査員から最上位の評価を受けていたといいますから、ファイナルはその積み重ねも手伝っての堂々たるもの。プレッセンダ、びんびんに鳴ってました。
私は吉田南さんの強烈な個性にしびれました。他の曲をどんな風に弾くのか楽しみになります。日本音楽コンクールで見せた第三楽章の自信に満ちた笑顔もちょっと見たかった。
続きを読む子にかけてしまう過大な期待の解消法
昔から大好きで、いまだに完結していない漫画『ガラスの仮面』の検定があったので、北島マヤコースで遊んでみました。結果は「マンガ評論家レベル」だそうです。月影先生にダメ出ししていただきました。
「おらぁ……たずだぁ……」の長台詞の穴埋めを答えられなかったのがとにかく悔しかった! あそこは得意問題なのに!(少女マンガ大好きです)
続きを読むパガニーニを深めるためのオペラって?
パガニーニのコンチェルトをたくさん聴いているのですが、十人十色とはまさにこのこと、といえるくらい本当に皆さん弾きかたが違う。どこを溜めるのか、どこを強調するのかがほとんどバラバラで、「ここは来るぞ、来るぞ」という期待が無い分純粋に出たとこ勝負の風情で面白い。
間の取り方や発声はもしかしたらその人のお国によって違うのではないか、なんてちょっと思いました。イントネーションが違うんですよね。日本人の私からすると「そこ盛り上げないでどうするの!」と思うところをサラッと弾いていたりする。もしかしたら私が好きな曲の雰囲気は演歌っぽく聞こえるのかな。
もしかしたら日本国内でもあるかもしれませんね。訛りという形で。
パガニーニはそもそもイタリア人で、たぶん予想するにこの当時のヴァイオリン協奏曲はオペラを模して書かれていると思うので、イタリアオペラの発声に拠るのが一番正解に近いのでしょう。
しかし。
イタリアのオペラって今はそこまで有名ではなく、さらにパガニーニの活躍した時代のイタリアオペラはカストラートの超絶技巧に偏った作品が多く、名作は無かったといわれていますから、何を聴けばパガニーニの勉強になるのかというと、実は難しい。「椿姫」も「トスカ」もパガニーニの死後初演ですし、「フィガロの結婚」も「魔笛」もドイツオペラなんですよね。
となると?
オペラに造詣の浅い私には子と何を聴けばいいのかまったくわかりません。
あんまり気にせずモーツァルトを聴くのがいいのかな。
一応パガニーニより前の世代の人ですし、彼も聴いたでしょうしねモーツァルト
しかし本当は発声の違いを知りたいんです。何かいいタイトルをご存知ありませんか?
ではまた。
親の悩むことはだいたい同じ
仙台国際音楽コンクールのアーカイブ映像を最近よく聴きます。トゥッティが若干割れ気味なのが気になりますが、Youtubeだしある程度は仕方ないのかな。シューマンのコンチェルトはあまり聴きこんでいない分、ここでたくさん聴けて楽しいです。
しかしみなさん音程を外さないのは当たり前、表現も一音一音練られていて、どこでどう甲乙をつけるのやら。審査員の方々の「好きか嫌いか」によるのでしょうか。本当にギリギリラインの消去法なのでしょうね。もし私がひとつだけ好悪、もしくは甲乙をつけるとしたら、音のキレですね。モニャッとした音が多い人と、パキッとした音で大部分を構成している人に二分され、パキッとした人ほどファイナルに残っている気がしました。ド素人の耳なのでそのつもりで読み流してください。
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