人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

7月月報?

すでに月報と化しているブログです、こんにちは。

暑くてムシムシする日々、ご家庭におかれましてはいつもいない元気な若人が家にずっといて心理的気温を上昇させている日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。普段どおり仕事に出ている私には特に影響がないと楽観視していましたが、妻の疲労具合がハンパなく、各所に影響が出ている様子です。

 

あと1ヶ月、がんばっていきましょう!

続きを読む

6月総括

わあーどうしよう、今月まったく何も書いていない。

 

といいながら録画したコンフェデレーションズカップ(サッカー)を見ています。こんにちは。チリのキーパーがPKを3つ止めたのはなかなか見ごたえがありましたが、それよりもオーストラリアがこの大会でとても良い経験を得ているようす。グループリーグ敗退はしたものの、来月の日本戦では自信満々で乗り込んで来ること必至です。ウカウカしていられません。

 

それ以上に私がウカウカしていました。もう今月も終わりだ!

続きを読む

身内合宿

マッチ棒でできた1937年製ヴァイオリンがみつかったそうで。

 

www.youtube.com

 

16000本のマッチ棒からできているとか! 削り出すのとどっちのほうが大変なんですかね。弦は古いし奏者もきっと素人さんだしYoutube越しの音だし、と比較する環境ではありませんが、音はお世辞にも良いとは言えなかった。それより、一度も裏板を見せてくれないのはなぜですかね。ヴァイオリンの音の肝は裏板なのに!(聞きかじり知識) 裏板までマッチ棒の組み合わせだったら、鳴るはずがないですね。

続きを読む

学業が大変になってきた?

先日、『奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち』という番組を見ました。フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督が出演。この手の“大人が子どもを指導する”物語が私は大好きで、こういう番組や本からエッセンスを拝借しようといつも目を光らせているのですが、この回は特に感動しました。

 

その中でも最も心に刺さった言葉たちを、少しここに書き残しておこうと思います。

「リスクのないところから学べるものはない」

「(番組で監督が受け持った子どもたちは)自分が自分で考えていない。自分で考える力を養ってやらないと。そのための、僕ら大人の責任は大きい」

「人のミスを見つけて叱ることは誰だってできる。だけどそれは、臆病者のすることだ」

 

特に最後の言葉は、日々胸に留め置かなければならないと思いました。

続きを読む

なぜ弾くのか、という問い

ワールドカップ予選は勝ちましたが、WBCは僅差で準決勝敗退。

しかしそんなことよりも今は、軽く『カルテット』ロスです。こんにちは。

いいドラマでしたね。言葉を丁寧に紡ぐシナリオは大好物です。特に最終回、主人公の4人に送られた一通の手紙に、胸を貫かれた方も多かったのではないでしょうか。 

私は不思議に思いました。
この人たち煙のくせに何のためにやってるんだろう。

早く辞めてしまえばいいのに。

私は5年前に奏者を辞めました。
自分が煙であることにいち早く気づいたからです。
自分のしていることの愚かさに気づきすっぱりと辞めました。
正しい選択でした。

本日またお店を訪ねたのは皆さんに直接お聞きしたかったからです。
どうして辞めないんですか。
煙の分際で、続けることに一体何の意味があるのだろう。
この疑問はこの一年間ずっと私の頭から離れません。
教えてください。
価値はあると思いますか。
意味はあると思いますか。
将来があると思いますか。
なぜ続けるんですか。
なぜ辞めないんですか。
なぜ。

教えてください。

お願いします。

  

もう泣きそうでした。

でも、この問いに明確に答えを持っている人は、きっと奏者として続けていくことと思います。主人公4人もはっきりと言語化したものはありませんでしたが、明確な意志をちゃんと持っていました。そこに、“弾く”という答えを見出していました。引いては、なぜ4人でいるのか、の答えにもつながっていたと思います。

続きを読む

「カルテット」とコンサートと基礎と

TBS火曜ドラマ「カルテット」、ご覧になっていますか。ライトでポップな「逃げ恥」の後釜として、またドきついものをあててきましたね! 小劇団のお芝居みたいで大好きです。若かりしころ箱通いした人ならがぜん食いついていらっしゃるのではないでしょうか。夢の遊眠社、第三舞台、東京サンシャインボーイズ、キャラメルボックス。そんな雰囲気を醸し出していますね。今後の展開がとても楽しみです。合言葉は「A(アー)ください」うん、巷ではいまいち流行っていない。

ただまあ、楽器の弾き方は……。彼らは役者さんであって演奏家ではないのだから仕方ないですけど、本物の武士が現代にいたとして、その彼らが大河ドラマを見たらこんな気持ちなんじゃないか、みたいな空気はどうしても漂います。

それでもさすがは役者、とうなったのは、高橋一生さんの足を投げ出したヴィオラ演奏スタイル。あれは彼が観察した結果なのか、それとも演出家のお手柄なのか。いますよね、ああいう人。笑ってしまいました(ただしオケに。カルテットではあまり見たことない)。

続きを読む

近況まとめてご報告

月に二回くらいは更新していないと、さすがに追憶の彼方に追いやられてしまいそうなので、そろそろ何かを書いておきたいのですが、“あまりにもいろいろありすぎて”、何を書いてよいやら。

こんにちは、ご無沙汰しております。

 

姉妹の今のヒットは、NHK BSプレミアム「プレミアムシアター」で放送されたグラインドボーン音楽祭2016 歌劇『セビリアの理髪師』。以前、パリオペラ座でコリーヌ・セローが演出した舞台のDVDを見せたことがあるのですが、フィガロの服になぜか携帯電話がぶら下がっていたり、全員の服装がイスラム風だったりと、「???」な舞台だったせいで歌や演技に集中できず、中途半端に放り出していました。が、エンリケ・マッツォーラ指揮の本舞台は姉妹して大爆笑。特にもっともコメディタッチの二幕はお気に入りで、時間ができるたびに「見たい」「見たい」とせがまれます。

私は恥ずかしながら、この歳にしてようやくオペラを(テレビで)見た身なので、すんなりハマれた姉妹の感性を理解できません。なんなの君たち。

続きを読む