人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

楽しい楽しい弾きあい会

心からわが娘を応援していることに嘘偽りは無い。誰よりも抜きん出てほしいと思うし、多くの人の心を感動させる演奏家になってほしいとも願っている。けれども、やはり素晴らしい演奏は素晴らしいと思うし、長女と歳の近い子たちがたった10分程度の演奏のために、毎日何時間も汗水たらしながら歯を食いしばってがんばっているだろうことを思うと、応援したくなる気持ちはどうしても生まれてしまう。だから、がんばっている子はみな尊敬するし、いい音楽を奏でて欲しいと思う。

 

もうこればかりは仕方ないですね。なかばサガみたいなものです。

 

同門の弾きあい会がありまして、長女も現在頑張っているパガニーニを弾いてまいりました。しかし私は長女の出番よりも2時間ほど早くから見学させてもらい、たくさんの演奏を聴かせていただきました。

 

みなさん、何をどのように頑張ってきたのかが手にとるようにわかり、私もとても勉強になります。そして、たとえ同じ曲があったとしても、弾く子によってまったく個性が違い、改めて音楽にたったひとつの正解は(実は、唯一無二の真理があったとしても今のところは)無いのだなあと感じます。

 

長女もふだんのレッスンで言われたことをひとつひとつ修正していき、「半」難を排して臨みました。そして、いつもどおりのご指導をいただき、いつもどおり終了。

 

しかしこの日は、仲良しの同門さんとゆっくり会えるため、長女はとても楽しみにしていました。ですからいつもの1.25倍くらいのテンションでした。

 

そして大笑いしながら楽しい時間を過ごし、帰ってコテンと寝ました。音楽は楽しい、友だちとの時間も楽しい。それが両立するから、弾きあい会はとても楽しい。といいことづくめの1日。これからコンクールやら何やら続くので、いい気分転換になったんじゃないかな。

 

でも、課題は山積なんだぜ。

 

最近の長女の成長は、課題を課題と認識しはじめたことでしょうかね
課題をこなせるかどうかは、また別問題。さらなる成長に期待です

 

ではまた。