人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

一小節、また一小節

二女がブルドーザーのように鈴木教本四巻をさらっていっております。掲載曲は

 

  1. ザイツ 協奏曲第2番第3楽章
  2. ザイツ 協奏曲第5番第1楽章
  3. ザイツ 協奏曲第5番第3楽章
  4. ビバルディ 協奏曲イ短調第1楽章
  5. ビバルディ 協奏曲イ短調第3楽章
  6. バッハ 二つのバイオリンのための協奏曲第1楽章(第2バイオリン)

 

の順なのですが、四巻にうつってから約一ヶ月が経ち、すでに

 

  1. ザイツ 協奏曲第2番第3楽章 ←合格
  2. ザイツ 協奏曲第5番第1楽章 ←合格
  3. ザイツ 協奏曲第5番第3楽章 ←次回、最後のページをレッスン
  4. ビバルディ 協奏曲イ短調第1楽章 ←譜読み中

 

という勢い。やはり一度姉がさらった曲は耳に残っているのでしょうね。譜読みもそこそこできて、絶対音感の持ち主である二女は、姉が苦労した曲をサクッ、サクッと終わらせていきます。

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この巻で一番の難関は、連続して登場する重音のかたまり。特にザイツ 協奏曲第5番第3楽章では三連符で重音が続きます。「姉にできることは自分もできて当たり前」となぜか変な自信を持っている二女は、思うように弾けなくてすぐに目に涙をためながら口をヘの形にします。

 

ちょうど夏休みに入っていた私は、けっこうこの練習に付き合いました。一小節ずつ、ゆっくり、確実に、弾いてみる。弾けたら「できたね!」と大げさに褒める。少し調子に乗ったら、二小節連続で弾かせる。できたらまた大げさに褒める。そしてまた次の一小節を読み、今度は三小節を連続で弾かせ……。

 

とこれを根気よく続けたところ、二十五小節続く重音をトータル二時間くらいの特訓で全部弾けるように。多少荒さはありますが、それでも通して弾けたことに自信を持てたらしく、テンポも徐々にアップ。曲として成立してきました。

 

たぶんこれも次のレッスンでは合格をもらえることでしょう。そうすれば、長女がコンクールの課題曲に選んだ『ビバルディ 協奏曲イ短調第3楽章』に突入! ドッペル*1を弾きこなせるようになったら、長女とデュエットも夢ではない いやあ、二女がんばってる!

 

姉妹でヴァイオリンが弾けるとこういう楽しみもあって今から楽しみです。

 

ではまた。




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*1:バッハ 二つのバイオリンのための協奏曲第1楽章