人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ヴァイオリン

マスタークラス受講その2

先日の続きです。全員が長距離移動にぐったり疲れたためあっというまに就寝し、気づいたらすでに朝。旅先の緊張もあってか、姉妹もきびきびと起きました。 ホテルの近所に借りていた練習室に移動し、いつもどおりの練習を開始。二女とじじばばは本屋さんにい…

マスタークラス受講その1

学校ではインフルエンザが大流行。冬にはA型でバタバタしたと思っていたら、最近はB型が流行っているそうです。学級閉鎖の話もあちこちで聞きますし、「今日は●●くんがこなかった」「今日から○○ちゃんが学校にきたよ」と出欠席の話題が続きます。 そんな中も…

丸いカラカラするやつ

仕事をしているときにLINEで連絡が入りました。なんでも長女がご不満なのだとか。 「弦を替えたでしょ。E線がカラカラ言うからイヤなんだって」 ??? カラカラ……。はて。

まさかの今更の事実

ときおり変な指使いを当たり前のようにやってのける長女さん。先生は「まあ弾けているからいいけどね。もっと効率のいい指使いあるはずだよ」とおっしゃることが多い。 でもですね、最近とても驚きの事実を知ってしまいました。

「言うことない!」

3月4月と舞台のある長女さんは、もう1年以上弾いているポロネーズをまださらっております。この曲は本当に難しくて、よっぽど心技体のバランスが整っているときでないと、いい演奏はできません。どれかひとつでも欠けていると、必ず崩れるのです。 本当に…

弦を替えると気持ちいい

さあ、舞台も近くなってきたことですし、弦を張り替えましょうかね。我が家で弦の張替え作業は私の仕事です。レッスンがある前にやっておくと、その作業のせいで駒が傾いてしまった場合でもすぐに先生に修正していただけるので、安心して楽器に触れます。 駒…

弾いておきたい曲

長女が自ら「これが弾きたい」と言い出したのは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲です。どうしても弾いてみたいというので、先生も「難しいよ? 相当難しいよ?」と渋りながらも見てくださったという経緯がありました。 しかしパガニーニのコンチェル…

バッハがお好き

バッハって、向き不向きがあるそうですね。課題として渡されてなかなかうまく弾けず苦手意識を持ってしまった人は、生涯苦手なんだとか。音価はごまかしの利かない数学的な並び、ピアノの右と左の手はバラバラに動き、ヴァイオリンの弦はそれぞれ別の歌手の…

ご挨拶の日

長女と二女にヴァイオリンを初めて教えてくださったお師匠は、常々「ヴァイオリンをキライにならないでほしい」という立ち位置からアドバイスをくださる方でした。我が家は妻がピアノを習っていた経験があり、私がギターを弾いた経験がある、という申し訳程…

私の愚痴

今日はなかば私の愚痴です。 長女の練習に工夫が見られない。 長女の演奏に色がない。 長女の音程がアメーバ。 ほんと、なんとかならないものか!

初パルティータ

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。 スケールはG durの初回です。本人には前回D durを一発で合格したのがとにかく励みになったらしく、今回もそれくらいの勢いで合格できるようにと練習を重ねていました。先生の反応は悪くなく、基本的に「…

勢いと整い

字の整い方というのは見ていて面白い。絵や図で頭のなかに覚えてしまう二女は、とても美しい文字を書くことができる人です。が、書き順がめちゃくちゃです。「中」という字を、まず最初に一筆で四角を書いてから真ん中に棒を通したのを見てしまったときは何…

やめた……わけじゃない

二女は、ヴァイオリンの最後のレッスンを受けたあと、大好きな読書と大好きなお絵かきと大好きなマインクラフトに時間を割いていました。のびのびと、誰に強制されるでもなく。ピアノも「レッスン近いし、少し気合い入れて弾いたら?」というと「うん、わか…

さいごのけじめ

二女、最後のレッスンがありました。

運指の効率が悪い

夜まで練習をがんばり、「そろそろ眠い」と言うのでさっさと寝なさいと追い立てたのですが、「あ、宿題忘れた」とか「計算しないと」とか言ってなかなか寝ません。寝る直前にレオ=レオニのちょっといいお話を聞かされる親ふたり。さあ音読も計算も終わった…

初の1週合格

昨晩のロイヤル・アカデミー音楽白熱教室、ご覧になられましたでしょうか。バッハの時代の演奏形式と教会における音楽の役割、バッハの社会との関わりと意識の変遷、そして最後にバッハは社会の一員としてではなく自分の頭の中だけで鳴る閉じた世界で共有の…

二女の決断

長女の話題が多い本ブログではありますが、二女だって日々を精一杯楽しんでいます。お絵かき、読書、ときおりマインクラフト。ピアノはとても積極的です。バレエも毎週楽しみに通っています。 ですが、ひとつだけ及び腰のものが。そう、ヴァイオリンです。

スケールどこまで終わったかな?

長女、レッスンがありました。 ここのところ、見て頂いている曲をピックアップしていくと、 ・カールフレッシュ1調 ・パガニーニカプリス9番 ・パガニーニコンチェルト ・ヴィエニャフスキ華麗なるポロネーズ という分量になります。途中で止められること…

コンサートのあとに

作曲家の先生のコンサートでヴァイオリンを演奏したのは長女の先生です。ですからその日はコンサートが終わり次第打ち上げなどがあって何事もなく終えられるのかと思っていたのですが……。 作曲家の先生は「もうひとつ本番がありまして」長女の先生は「これか…

指板と駒のあいだ

一度ついた癖というのはなかなか直らない。特に肉体的な運動は。野球のピッチャーがよく「フォームの改造を」と言うのを聞きますが、あれはすごいことですね。今まで一番慣れていて結果を出してきたから今のポジションがあるというのに、それを改造してさら…

ドレスがきたよ!

舞台系おけいこニストだった妻は、姉妹の舞台監督を担う意識が高く、マナーや立ち居振る舞いにとても敏感です。ですので出入りの姿勢や心構え、態度などについてのチェックは入念です。 そんななかでも自分の趣味が完全にゴッチャになっているだろう、とツッ…

舞台がある利点

昨年の長女は11月以外すべて舞台があるという1年でした。応援団である私の父母もさすがに「舞台多すぎない?」と音を上げるくらいのスケジュール。仕方ないでしょ、予選、本選、全国、と進むと最低3回は舞台を踏むのだから。お教室の発表会もあるし、ど…

指弓練習法

最近の長女さんの鼻歌はパガニーニのカプリス9番。なぜか知らないけどオペラみたいな歌い方をします。他の曲でオペラっぽいものはいくらでもあるのに。9番はどちらかというと管楽器っぽい曲なんですけどね。

おっ? という音

サイズチェンジのときって、親も子も少し気持ちが揺れ動きます。特に、指を痛めるのではないかという不安とは常に戦っています。練習中に「痛い」といわれれば一端止めて様子を聴きますし、練習後には必ずアイシングをしています。 また、楽器が大きいぶん、…

練習DAY

どんな話題でもアンテナを伸ばすことを忘れさえしなければ、意外といろんな情報が入ってくるものです。しかし音という情報はとても繊細で、形に残しておくのが難しいからこそ、ライブ感というものをとても大切にするのではないかと思います。 何が言いたいか…

ほふく前進

ゲスの極み乙女、何度聴いても好きだなあ。あんなどーでもいい話題、はやくみんなの記憶から消えてくれればいいのに。還暦をとうに過ぎた私の母親まで「ゲスね。ゲスよね」と言う始末で本当にやめていただきたい。音楽に罪はないぞ。モーツァルトだってパガ…

武者修行のひとつの成果

長女さん、新しいヴァイオリンに新曲・カプリス9番と、うきうきしながらヴァイオリンに向かっています。パガニーニのコンチェルトもだんだん弾けないところがなくなってきていて、あとは雑なところを消していく作業。……ずいぶんと譜読みが早くなったもんだ。

カプリスに新曲が!

休日にレッスンがありました。コンクールとか発表会とかがまったく無い時期のレッスンって、なんだかのんびりな空気が流れています。 今回の目玉(?)は3/4のヴァイオリンで1週間さらった結果、指に負担がかかっていないか、ちゃんと弾けているのか、と…

正しく弾かないと

ウキウキです。私でも妻でもなく、長女が本当にウキウキです。新しい楽器の大きさに懸念を示され、1週間弾いてみて様子を見ようということになっているのですが、「1/2に戻ろうか」なんていえる空気ではないくらいウキウキしています。 もちろん新しいモ…

肩当を買いに

ネットを徘徊していたら、上海交響楽団のこんな演奏を見つけてしまいました。とんがってるなぁ~。 www.facebook.com アンディ・アキホー。アメリカの作曲家だそうです。タイトルは「Ping Pong Concerto」。真っ赤なチャイナドレスを着たお姉さんがすごい深…